脂漏性皮膚炎と頭皮のニオイ
頭皮のニオイが気になるあなた、同時にフケや赤みにも悩まされているなら、それは脂漏性皮膚炎かもしれません。
脂漏性皮膚炎とは、頭皮や顔、腋の下など、皮脂の分泌が盛んな部位に起こる湿疹のこと。名前から「脂症のひとがなりやすい」と誤解されがちですが、乾燥肌の人にも起こります。症状は主にフケ、皮膚の赤み、かゆみなど。ちなみに、脂漏性皮膚炎と脂漏性湿疹は同じものです。
脂漏性皮膚炎が頭皮に出ると、フケ症になってしまうことが多く厄介なのだそう。洗髪してもすぐにフケが出たり、常に大量のフケが出たりする為、不快感やストレスが絶えないのです。なおかつこのフケ、頭皮のニオイとも関わっているようなんですよね・・・。
フケは、頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたもの。タンパク質が多く、雑菌が好んで食べます。フケが大量に出ると、強いニオイを発生させる菌をも増殖させてしまう、と考えられているのです。フケとニオイ、視覚と嗅覚両面でダメージがあるのはつらいですね。
脂漏性皮膚炎のメカニズムは、まだよく分かっていないそうですが、マラセチアという菌が関わっていることは確かなようです。なんでも、脂漏性皮膚炎が起きている時には、マラセチア菌の増殖が見られるのだそうです。
といっても、実はマラセチアは皮膚の常在菌。余分な皮脂を分解してくれるので、日頃はむしろ善玉菌なのです。しかし、体の抵抗力が落ちマラセチアが増え過ぎると、分解した脂の成分による刺激や、マラセチアそのものに対する皮膚の反応により、湿疹が起きると考えられています。
何であれ、増え過ぎは良くないのですね。